【ラクロス関係者必見|応急処置について知ろう】①膝関節-前編-

今回はTRの皆さんに是非つけてほしい知識である、応急処置についてご紹介します。
今回は第1段として膝関節について取り扱います!膝関節のケガは女子ラクロスにおいて最も多い傷害でもあります👀詳細はこちらの投稿をご覧ください↓↓

1.膝の障害・外傷ってなにがある?

膝のケガと聞いても沢山のケガの種類が存在します。ACL(前十字靭帯)という言葉などを聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか?
そもそもケガというのは大まかには2つに分けることができます。1つは障害、もう1つは外傷です。

簡単に
◎障害・・・プレー続行可能、テーピング対応可能
◎外傷・・・テーピング対応不可
と説明することができます。

では具体的にどのようなケガがあるのでしょうか?
膝の前・後ろ・内側・外側に分けて、いくつかご紹介します。

<膝の前>
・膝蓋腱炎
・大腿膝蓋関節症
・棚障害

<膝の後ろ>
・膝窩筋
・ハムストリングや腓腹筋の付着部による痛み
・坐骨神経痛

<膝の内側>
・内側側副靭帯(MCL)損傷
・鵞足炎
・内側半月板損傷
・ハンター管症候群

<膝の外側>
・外側側副靭帯(LCL)損傷
・外側半月板損傷
・ランナー膝(腸脛靭帯炎)

このように大まかではありますが、どのケガであると膝のどの辺りに痛みが出てくるのかを知っておくだけでも、学生TR・SG・MGの方はケガの評価をする際に、この知識を活かすことができるのではないかと思います。

2.ケガの評価方法および緊急対応

選手がケガして評価を行う際の最初のポイントは3つに分けることができます。
その3つとは、
①プレー続行不可能
②プレー続行可能(試合終了後に痛みを訴えてくる)
③プレー続行可能(受傷後プレー再開したが、数分後続行不可能になってしまった)
です。
この3つを下記では、緊急対応含め詳しく説明していきたいと思います。

まず、プレー続行不可能の場合は非接触によるものよりも接触によるケガである可能性が高いです。
*接触・・・ぶつかるなど
*非接触・・・つき足を間違えるなど
というのも、接触であると外力が強いため重症になりやすいからです。
①プレー続行不可能である場合に多い怪我としては、前十字靭帯断裂や半月板断裂、膝蓋骨脱臼などを例としてあげることができます。
そして、②③のプレー続行可能である場合は、軽症や障害である場合が多いです。例としては、腸脛靭帯炎や打撲、筋肉の付着部による痛みなどをあげることができます。

では、プレー中に実際このような場面に遭遇したら、いったいどのような対応をすればよいのでしょうか。

評価の手順

1.自分でゆっくりと受傷側の膝を曲げる動きができるのかを確認します(自動運動)
→この際足裏を床にすらせながらでも大丈夫です。この時、TR・SG・MGは止まるところまでの角度を確認します。

2.もし1の自動運動ができた場合には、他の人に足を動かしてもらい確認します(他動運動)
→ゆっくりと行います。この時、TR・SG・MGは1の自動運動の時と同じくらいの角度で止まってしまうのか、それとも他動運動であれば自動運動の時よりも膝を曲げることができるのか確認します。

3.内側・外側・前・後ろ・全て・痛いのはどのあたりなのかを確認します。

4.痛みが出て動かせない場合や膝が腫れてしまっている場合には、固定や圧迫・アイシングを行います。圧迫はバンテージがあるのであれば、バンテージで行うことが望ましいです。固定する際には、添え木があれば添え木も使用した上でバンテージを巻きます。Ex)折れたクロスや傘など

スペシャルテスト

次にスペシャルテストについてご紹介します。今回は前十字靭帯損傷の疑いがある際に行うラックマンテストと前方引き出しテスト、半月板損傷の疑いがある際に行うマックマレーテストについてです。

<ラックマンテスト>

<前方引き出しテスト>

<マックマレ―テスト>

前編では、膝のケガの応急処置に必要な、ケガの種類と評価方法についてお伝えしました。後編では、障害を追った選手に対するテーピング方法についてお伝えします。

▶︎▶︎この記事の監修者
【名前】千葉拓也 Instagram
【現在の職業】柔道整復師、アスレティックトレーナー
【所属】千葉接骨院 院長
【所有資格】
・柔道整復師
・日本スポーツ協会公認 アスレティックトレーナー
【経歴】
・2007〜2015 日本大学女子ラクロス部
・2015〜2018 日本女子大学ラクロス部
・2008〜2009 女子U22日本代表 トレーナー
・2012〜2014 男子日本代表 トレーナー

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