テーピングの効果とは?

今回は、テーピングの効果についてお伝えしていきます。
テーピングをするとどのような効果が得られるのか。
自分・選手にテーピングをする上で「なんの効果を得るために」テープを巻くのかが、とても大切なポイントになってきます。

テーピングの効果は大きく4つあります。

1.関節の固定

関節が通常に動ける範囲を超えてしまった場合、ケガが発生します。テーピングは、ケガを引き起こすような関節に対して、特定の動きを制限します。

2.圧迫を加える

テーピングは、全体的な圧迫を加えるだけでなく、特定の部位に対して、部分的に圧迫を加えることができます。
筋肉に対して行うと、筋肉への伸長ストレスを和らげることができます。

この2つを読んでわかるように、テーピングは「特定の動き」や「特定の部位」に対してアプローチをすることができます。
テーピングの効果を最大限に得るために、テーピングをする際は、以下を明確にして行うようにしましょう!!

・「特定の部位」=どこに巻くのか。
・「特定の動き」=どんな動きを制限したいのか。
・逆に制限したくない動きはなにか。

3.痛みを和らげる

関節の動きの制限や、圧迫をすることにより、ケガをした部分の痛みを和らげられる場合があります。
*注意:テーピングがケガ自体を治してくれるわけではないので、ケガの悪化につながる場合もあります。

4.精神的な助けとなる

ケガの発生メカニズムに合わせてテーピングを巻くことで、そのケガや、ケガの再発に対する不安感を軽減することができます。よりプレーに集中する助けとなります。

この2つを読んでわかるように、テーピングは痛みを和らげたり、精神的にサポートをしてくれる効果があり、スポーツをする人にとってはとても便利なものです!!

ですがその反面、注意していただきたいこともあります。
「テーピングはケガを治してくれるものではない」ということです。
テーピングは「カラダを治すもの」ではなく、「ココロとカラダをサポートしてくれるもの」です。

このポイントは必ず理解をした上で、テーピングを行いましょう!

テーピングは理解して正しく行えばとても効果的なものです。
しかし、間違った方法でテーピングを行えば、テープを巻いたことが原因で、自分・選手のケガを悪化させたり、さらに重大なケガを発生させてしまう可能性があります。自分・選手のためにしっかりとテーピングについての知識を深め、テ―ピングを正しく効果的に使っていきましょう!!

次回はテーピングの注意点について、お伝えしていきます。

テーピングの方法については、こちらのinstagramで配信しているので、是非チェックしてみてください!→https://www.instagram.com/lacrosse.taping.channel/

▶︎▶︎この記事を書いた人
【名前】中村郁美 Instagram Twitter
【現在の職業】柔道整復師(接骨院の先生)
【所属チーム】sibylla
【所有資格】
・柔道整復師
・KTテープ公認・マスター認定
・中学校高等学校第一種教諭免許状(保健体育)
【経歴】
2013〜2017 日本体育大学にて学生トレーナー
2017〜 sibylla
2017〜 チアダンス、サッカーなど他競技のトレーナー

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